【コロナに負けず】エイベックス「itoma」マネージャーの篠田翼氏

COVID-19拡大を乗り越え、旅館予約サイトを開設
有料会員の平日宿泊半額で中小旅館とWin-Winに

  • 2020年7月29日(水)

「itoma」のキービジュアル  日本を代表するエンターテイメント企業であるエイベックスの子会社のエイベックス・ビジネス・ディベロップメントは今年6月、会員制の旅館予約サイト「itoma(イトマ)」を開設した。昨年末に発表し、その後の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を乗り越えて正式にローンチしたもので、有料会員から毎月の会費を徴収する一方、宿泊料金は正規料金の50%を割り引くというユニークなサービス。平⽇の稼働率の低さなどに悩む多くの中小旅館とWin-Winの関係を築きたい考えで、経営を支援する観点から施設掲載料や予約⼿数料などは徴収しないという。

 エイベックス・グループによる新たなOTA事業は、COVID-19により疲弊した旅行・観光業界にどのような刺激を与えることができるのか。参入の経緯や今後の展開について、エイベックス・ビジネス・ディベロップメントでitomaのマネージャーを務める篠田翼氏に話を聞いた。インタビューは7月16日に実施した。

-まずはご自身の紹介とitomaの立ち上げの経緯についてお聞かせください

篠田翼氏(以下敬称略) 以前は国内の大手OTAで旅館の営業を担当していたが、平⽇の稼働率の低さなどの経営課題を目の当たりにして、もっと旅館に貢献できるビジネスのあり方はないかと考えていた。そのようななか、エイベックスの新規事業チームとの出会いがあり、同じ問題意識を共有していた同僚とともに転身を決意した。

 itomaの立ち上げに向けては、まずは課題解決のためのビジネスの原案をエイベックスの新規事業創出を担う役員とともに企画し、半年ほどかけてプランを磨き上げ、修正に修正を重ねてようやく6月9日に正式にローンチすることができた。まずはサービスの初期フェーズということもあり、伊豆と箱根の旅館から販売を開始している。

-itomaの概要と特徴について教えてください

篠田 itomaの会員には有料会員の「itoma premium」と無料会員の「itoma trial」があり、有料会員は毎月2980円を払うと平⽇は正規料⾦の50%引き、⼟⽇祝日は5%引きで宿泊することができる。予約は6ヶ月先まで、同時に3件まで可能で、そのほかにも会員向けの特典としてイベントなども予定している。無料会員は平日や週末などを問わず、すべての宿泊を5%引きとする。

 itomaのねらいは「旅館経営の課題解決につながるビジネスの創出」にあるが、日本全国で多くの旅館が倒産しているなか、最大の課題は平日稼働率の低さと考えている。週に5日もある平日の平均稼働率が35%で、残りの65%の客室が平日に1円も利益を生んでいない状況では、経営していくにも限界がある。そこで考えついたのが平日の客室料金を半額にするアイデアで、宿泊料金からの利益は少なくても空室にしておくよりは良いし、夕食時の飲み物の販売や土産物の販売などで利益を増やすチャンスが生まれる。

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